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8月例会は 2018年8月12日(日曜)です

(詳細は「月例会」のページで。毎月下旬に更新します)

『名古屋民主文学』100号発行記念集会(2014.3.3)

2018東海地方文学研究集会 講師=

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■8月例会のご案内。(更新2018.7.24)

■リレーエッセイ夏に本村映一「Every single day」を掲載。(更新2018.6.13)

現代を生きる啄木 主催:愛知文化団体連絡会議ほか

あいち啄木祭《3月31日(土)12時開場 13:00-16:00》

ご協力ありがとうございました。開場が満席となる120人の参加をいただきました。

《訃報》かねてより病気・療養中だった石原まことさん(73歳)が10月末に逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。

さようなら、まことさん    石川 久

 

      十一月八日、仕事が終わり携帯電話を見ると、石原まことから不在着信の履歴があった。合評会の変更の連絡だろうと気楽な気持ちで電話をかけた。着信の音がしばらく続き、留守かと思い電話を切ろうとしたとき、女性の声がした。

 

    「主人は亡くなりました。三十日に葬式をすませました」

 

     私は驚き、なんといってよいかわからなかった。月並みな悔やみの言葉を述べるだけだった。亡くなったときの状態を聞ける気持ちのゆとりはなかった。職場を出て、すぐに運営委員らに連絡した。パソコンメールでいっせいに連絡するほうが手間がかからないが、電話をすることにした。

 

     石原さんが何歳だったかも、どんな状態だったかもわからないので、奥さんの妹の久田さんに聞いた。

 

      「肺が悪くて、入院していたが、帰りたくて、無理に帰ってきたの。帰りたいわね。やはり家がいいよね」

 

       久田さんは声を落とした。

 

      「無理だったのね。翌日に痛い痛いといって・・・亡くなったの。

 

       七十三歳なの。早過ぎるね。あと十年は生きてほしかった」

 

      石原さんには子どもがいなかった。

 

       葬儀のとき、身内の人に小説を書いていたことを話し、届けられたばかりの『名古屋民主文学』百十号を配った。棺の中に一冊入れた。ネコのテンコの思い出とともに旅立った。

 

       その日は悲しくて、無念で涙が出てきた。酒を飲まずにいられなかったので、買いに行き、少し飲んだ。酒と犬とネコを愛した石原まこと。

 

        彼がどのような形で、小説を書くようになったかは知らない。聞かずじまいだった。

 

     「死服役者 佐藤」(『名古屋民主文学』六十六号、二〇〇〇年十一月三十日発行)で本名の石本達雄で登場する。その後、石原まことで百十号までほぼ毎号書き続ける。(七十三号、七十四号をのぞく) 『民主文学』支部誌・同人誌作品推薦」で「定紋」が入選した。(二〇〇五年 石原まことの文学は生活者の視点から戦争を憎み、老人の置かれた状況や貧困者、ちまたに生活する人の声などを描いた。それらの中に新潟の酒や犬のトム、猫などが登場し、場面を和ませている。

 

       名古屋支部の分担では吉岡さんの後に『支部通信』の発行編集に携わった。増田勝から中部ペンの担当を受け継ぎ、エッセイ「軽い言葉」を中部ペン二十四号に発表している。名古屋支部のホームページにもエッセイを二点書いている。

 

     愛知文団連の幹事会が始まる前に塩沢さん(美術集団八月)に石原さんが亡くなったことを伝えると、

 

      「たしか、書いていた人ではないか」と『名古屋民主文学』百十号のことを出して、驚きの表情を示した。

 

       最後まで、書き続けた人だ。『名古屋民主文学』が年三回発行から年二回になったとき、「発表の場がなくなると」強行に反対したのも石原まことだった。  合掌。   

                                    (いしかわ・ひさし=名古屋支部事務局長)  

共謀罪を許さない  民主主義文学会 名古屋支部

 

【声明】

 

「テロ対策」に名を借りた、内心の自由を奪う「共謀罪」を許さない

 

 

 

 安倍政権は、二十日に招集された通常国会に提出を予定する組織犯罪処罰法等改正案によって、「共謀罪」の新設に強い意欲を見せている。

 

 政府は、すでに国会承認を経て久しい国際組織犯罪防止条約の締結のための国内法整備を理由としているが、国際組織犯罪防止条約第三条によれば、同条約の目的は麻薬取引など「性質上国際的」であり、かつ「組織的な犯罪集団が関与する」越境的な組織犯罪の防止である。ところが、報道などによるかぎり、この法案では広く「団体」所属員を主体とする「共謀」行為を独立に処罰対象と定めており、政府が理由とする国際組織犯罪防止条約本来の規制範囲を逸脱し、さまざまな一般市民運動に参加する人々に対して広範な刑罰規制を可能とする懸念が拭い去れない。しかも、「共謀」行為すなわち人と人との間の犯罪遂行の合意の認定においても、その「合意」があったのか否か、またその「合意」内容が特定犯罪を目的とするものかどうかを判断するためには、必然的に個人のプライバシーに立ち入らざるをえず、個人の内心の自由に対し重大な脅威となる危険も否定できないのである。

 

 今回政府はとくに「テロ対策」や「五輪開催」を挙げて法改正の必要性を強調しているが、国際組織犯罪防止条約の目的は前述のとおり越境的な組織犯罪の防止であって、テロ対策とは直接関係がない。テロ対策については、日弁連も指摘するように、現行法によっても十分対応が可能である。

 

 しかも、わが国の刑法は「既遂」処罰を原則とし、「未遂」や「予備」は限定的に個別に処罰する建前を長年とってきたところ、「共謀罪」を新設すれば、「予備」よりも段階的に前の行為を独立に広く処罰することになり、法の仕組みを根本から変えるものとなる。これは組織犯罪防止条約第三十一条第二項が、締約国に「自国の国内法上の基本原則に従い」立法その他の措置を執るよう求めている態度にも反すると言わざるをえない。

 

 このようなさまざまな重大な懸念を払拭できないからこそ、国民の強い反対の声で「共謀罪」法案はこれまで三度にわたり廃案になってきた。

 

 政府は、このような国民の懸念に対して「一般の方々が対象となることはない」というが、改正法の処罰対象となる共謀行為の主体が属する「団体」には、市民運動団体や労働組合、会社組織が含まれうることを政府も公式には否定しておらず、恣意的に運用される危険は少なくない。また政府は、国民の強い懸念を考慮して、当初対象として予定された六百以上の「重大な犯罪」の数を減らす意向であるともいわれるが、数を減らしたところで、恣意的な運用の危険性が変わるものではない。

 

 私たち日本民主主義文学会は、絶対主義的天皇制下の治安維持法によって、小林多喜二らの文学者が命を奪われ、獄につながれた過去の歴史を想起せざるをえない。「共謀罪の」新設は、安全保障法制、特定秘密保護法、盗聴法とも結びついて、いっさいの政権批判を認めない、戦争のための国家づくりにつながるものである。

 

 私たちは、内心の自由、言論・表現の自由を何よりも大事にする文学団体として、「共謀罪」制定策動に断固反対の意思を表明する。

 

 二〇一七年一月二十二日

 

                日本民主主義文学会常任幹事会

 

 

 

 

 

日本民主主義文学会名古屋支部は常任幹事会の声明「『テロ対策』に名を借りた、内心の自由を奪う『共謀罪』を許さない」を支持し、「共謀罪」に反対します。

 

二〇一七年二月十二日

 

               日本民主主義文学会名古屋支部

日本民主主義文学会創立50年記念講演会 6月4日

 6月4日、日本民主主義文学会創立50年記念講演会を開きました。参加者は42人でした。(写真:講演する澤田章子さん(文芸評論家)。後ろの文字は愛知文化団体連絡会議・代表委員 塩澤哲彌さんの作品)

戦争法案に反対する声明 ―愛知文団連―

戦争法案(安全保障関連法案)の衆議院強行採決に抗議し、廃案を求める

                           

アベ政権の戦争法案(安全保障関連法案)の衆議院強行採決を強く抗議します。

戦争法案は日本国憲法9条を踏みにじり、「海外で戦争をする国」に踏み出す天下の悪法です。戦後70年の間、いちども戦争をしなかった日本が、アメリカの意のままに参戦する危険な内容を含んでいます。現代国家において開戦権を外国にゆだねている独立国はどこを探してもありません。 

強引な憲法解釈で「戦争への道」を開くことは歴代内閣法制局長官やほとんどの憲法学者、国民の大多数が反対を表明している中で到底認められるものではありません。 

 人間らしく生きる、自由にものを言い、表現できる文化・芸術は、平和だから、

民主主義が貫かれているからできる、抑圧や戦争の対極にあります

 愛知文化団体連絡会議は文化、芸術を通じて大多数の人たちに喜びや感動、楽しみをともに分かち合おうとしています。人が人を殺す、殺される世の中の復活を望みません。

 作家の浅田次郎氏が述べるように「一発の銃声を打つことがなかった自衛隊」に発砲させることがないことを強く望みます。

 

この法案に反対するすべての人たちに連帯のエールを送ります。

 

2015年8月

               愛知文化団体連絡会議

                代表委員 栗木英章

                     塩沢哲彌

おめでとう 木曽ひかる さんが新人賞 受賞

2015年の『民主文学』新人賞は、名古屋支部の木曽ひかるさん【写真左から2人目)が受賞。5月9日東京で開かれた第26回大会の行事のひとつとして表彰式がおこなわれました。(写真右から田島会長、佳作の野山あつむ氏、木曽さん、佳作の成田冨月さん。5月9日、東京港区、東京グランドホテルにて)

訃報 佐藤貴美子さん

 日本民主主義文学会(前民主主義文学同盟)中央で活躍されるとともに、名古屋支部においては創立以来のメンバーで、終始指導的役割を果たしてこられた佐藤貴美子さんが2014年11月28日、亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。

 なお、友人ら有志によって3月15日、「佐藤貴美子さんを偲ぶ会」がおこなわれました。